ダルエスサラーム国際見本市⑥ ~青空工場見学~
ダルエスサラーム国際見本市(通称サバサバ)が6月28日~7月8日に開催されました。
その見本市に出展するためにはるばる日本から来られた方々ですが、
ずっと会場にいるだけではせっかくタンザニアまで来たのにもったいない。
そこで合間に時間を作り、タンザニアの実情を体感してもらうようなツアーを組んで町を案内する事があります。
今回はそのツアーの1つ、自動車の青空整備工場・タバタダンポについて紹介します。
メインの道路を一本曲がり、舗装されていないでこぼこ道をしばらく進んだ先にタバタダンポはあります。
一見スラム街のような雰囲気でツアーに参加された日本人の方にもバスを降りてすぐには緊張の表情が伺えました。
こんなところに来てもいいのだろうかと。
しかしそれもつかの間、工場の人々はまた日本人が来たと大喜び。
「ようこそ、ようこそ、こちらへ座って!!」と手厚い歓迎を受けました。
この大歓迎で一気に緊張が解けた皆さん。
そして工場の様子をいろいろ見せてもらう事に。
自動車の整備工場というと、しっかりした施設があって、道具が揃っていて、、、
というイメージかと思いますがここは青空整備工場。
建物と言ってもトタンで出来ているだけ、下は地面のままですし、
道具もいい物が揃っているとは決して言えません。
しかしあるものだけでなんとかしてしまうのも彼らのすごいところ。
そんな彼らの働いている様子を大興奮しながら写真を撮っていた日本の自動車整備士の方。
非常にいい物を見れたと言って頂けました。
いくら情報を集めて、イメージしてみても百聞は一見にしかず。
直接現場を見る事でたくさんの発見があったようです。
ここまで道具がない中で、修理をしているのには驚いた様子でした。
最後はお礼もかねてジュースで乾杯。
彼らは栓抜きがなくても、このように自力であけてしまいます。