アンケート調査は準備が“命”
ナイロビでの市場調査の反省です。
調査が終盤に差し掛かり調査内容を依頼先に仮提出した所、依頼主から急遽調査の延長を要請され、二日間ナイロビに残り調査を続行する事になりました。
最後の二日間は、消費者への調査を行いました。
前日に質問表を作成し、当日そのコピーを大量に用意し準備万端で調査に向かいました。結果的に、まずまずの量を消費者調査1日目で確保する事ができました。
しかし、ホテルに帰り調査結果をデータ化しまとめている時に、ふとある事に気がつきました。
それは
この回答結果を得て最終的にどのようなデータやグラフを作りまとめるかのゴールをしっかりと意識していたか?という事です。
頭の中で自分の構想はあったものの、それらを文字化、図式化しておらず結果的に得た回答結果を100%活用できない質問項目を用意してしまっていたのです。
これではせっかくの調査も水の泡になりかねません。
そこで僕が考えた解決策は以下です。
一点目、質問の答えからどのような回答を得て、最終的にどのような結果を得たいのか、出発点から終着点までの道筋をしっかりと描き、頭の中だけではなくノートやワード等にまとめておく事。(落書き程度の図でも良しとする)
二点目、10人程度を対象にプレ調査を実施し、それを基に質問項目をもう一度精査してみる。
これをしないと、質問内容を変更すべきだと思った時には、「相当数のデータを集めてしまい、もう後戻り出来ない」といったような状況に陥らないで済みます。
こんなのごく当然の事なのですが、これらに対する意識の違いが、経験値の違う社会人と学生の大きな違いなのではないか?と実感させられました。
この場にいる以上、学生という言い訳は一切通じないので、今回の経験は今後に繋がる実りのある失敗にしたいです。
学生という言い訳は使わないと明言してしまった所ですが、調査する上で学生という肩書きはとても役立ちます。
「卒論のためのアンケートだから、お願い協力してーーーー」と言うと、皆さん訝しがりながらも、ちゃんと協力して下さいました。
当分はこの技を使って、学生とビジネスマンの顔を使い分けて行きたいと思います。笑
この写真の真ん中にいるのは、今日から僕の仕事を手伝ってくれるマサイの戦士ンゴブクです。右は、彼と同じ大学の友人エリックです。
頼もしい仲間が増えてくれて嬉しいです。アフリカ最強の民族が、道端で絡まれる僕の護衛までしてくれました、心強い。笑
夜は大使館職員の方の家でパーティーがありました。大使館の方々の人脈と、家のローケションの良さに感動するばかりでした。
でもやっぱり僕には、茅葺きの家が一番似合います!!
岡 遼平
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