アフリカ経済:アフリカの携帯電話事情
信じがたい事実ですが、
フォーブスグローバル2000にアフリカの5社ある通信会社のうち3社がランクインしています。
これはアフリカでどれだけ携帯が普及しているのかを知ることのできるいい指数です。
アフリカでは携帯電話なしでは商売はできません。
そんな時代になってきてます。
今日はアフリカのメジャーな通信会社を2社か紹介したいと思います。
トップバッターはやはりMTN GROUPです。
日本でもワールドカップのおかげでこのロゴを目にした方も多いのではないでしょうか。
南アフリカのワールドカップのメインスポンサーの一つです。
MTNはアフリカと中東21カ国にサービスを提供しており、
1億1千600万人の顧客を持っている南アフリカのこの会社はアフリカで一番のシェアを持っています。
日本と同じ人口を一社でカバーしています。
本当に驚異的です。
余談ですが、
友人はベナンMTNの広告の独占契約を結んでいます。
2番手はOrascom Telecomです。
前回しました、シリーズ? アフリカの大富豪たち:Nassef Sawirisの会社です。
フォーブスでは986位にランクインしたこのエジプトの会社はアフリカではMTNに負けた形になっており、
どちらかというとロシアやカタールの通信会社を買収しながら
北アフリカ、アジア、北アメリカにターゲットを変えて展開しています。
しかし、北アフリカではやはりシェアを大きく独占していますので、
アフリカでは重要な通信会社のひとつです。
今アフリカにとっては
「通信:携帯」はライフラインのひとつです。
「固定電話」があまり普及していないので、ビジネスもよっぽどのことがない限り
携帯電話で問題ないです。
そして、
いろいろな通信会社が進出し、
アフリカ人をターゲットに面白いサービスをたくさん提供しています。
タンザニアでは
携帯電話の番号でお金が送金できたります。
そして、
消費者は一つの会社に絞るのではなく
一度に何社かの回線を上手に使い分けています。
そして、各社の提供する使用したいサービスをうまく利用し、
通話料金を安く済ませたり、お金を送金したり、
生活を豊かにしています。
日本では貧しいイメージのあるアフリカですが、このように見てみると
意外と裕福だと分かるのではないでしょうか。
追伸
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日本では中々語られないアフリカ経済の姿や今日お話しした
「アフリカと携帯電話」のことも詳しく解説しています。
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