East Africa Sales Promotion

アフリカでのビジネスシーンの出来事、生活の様子などを記事にしています。

はじめましてのご挨拶と、これまでの気付き

初めて記事を投稿させて頂きます。インターンとして、ここタンザニア、ダルエスサラームに来ている岡遼平です。大学では国際協力とアフリカ政治について学んでいますが、現在はその対局とも言えるビジネスの世界に足を運んでおります。その理由については今後の記事で触れていければと思います。どうか今後ともよろしくお願い致します。

タンザニアに来て一週間目のある日、ある程度ここの環境にも慣れ、仕事にも少し慣れてきた所、同じインターン生に急遽一件の接客対応を任されました。

事前情報は何もなく、とりあえずそのお客さんと電話、メールで連絡をとりオフィスで彼を待っていた所、思いもよらない事態が・・・・

なんと、一人で来られるものとばかり思っていた所、7名の大所帯で来ているではありませんか。

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※(イメージ画像)道端で仲良くなった人達ですこんな感じの方々7名が来られました。

しかも、内リーダー格と思われる人物以外は英語が全く喋れない。

僕に至っては、スワヒリ語は勉強中ですが、まだ自己紹介ぐらいしか出来ない。

かといって、英語で話し、リーダー格にいちいちスワヒリ語に通訳してもらっているのでは、時間もかかりすぎるし埒が明かない。

ましてや、2名分のイスしかないオフィスで待っていたものですから、そんな人数は到底入れる筈もありません。

そうこうしつつ、シンジ(エヴァンゲリオンの主人公)のように“逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ”と一人で念仏を唱えていた所、突然、救世主が現れました。たまたまオフィスに用事のあった現地社員のカオル君(仮名)が駆けつけてくれたのです。

スワヒリ語と英語が喋れて、会社の事業にも精通している、これほどまでにこの場で頼りになる人物はいません。彼と協力して、すぐ別の広いオフィスを準備し、無事ミーティングを始める事が出来ました。

そこからは、現地社員のカオル君(仮)のおかげもあり、後でリーダー格が仲間にシェアできる事は、リーダー格と英語で喋り、今すぐ全員に伝えておかなければいけない事はスワヒリ語での会話という、絶妙な連携プレーが成り立ちました。まさに阿吽の呼吸で会話が進んでいき、全く分からないスワヒリ語が自然と訳されて頭の中に入って来る感覚さえ覚えました。

ミーティングも終盤に差し掛かり、最後には“今後ともお互い良い関係を築いていこう”と握手をしてその日のミーティングを終える事ができました。今回は一回目だったので、相手のニーズをしっかり把握する事と挨拶程度の内容でしたが、今後に繋がる上々の滑り出しだったと思います。

しかし、僕にとっての一番の収穫はここからでした。次稿に続く・・・