EASPにアート部門が誕生
突然のお知らせですが、EASPではアート部門を立ち上げ、アフリカのアートを扱うことになりました。
本日は、今後メインでご紹介させて頂くものの1つ、ティンガティンガという名称で親しまれるタンザニアのポップアートをご紹介させて頂きます。
(こちらは古株の画家さんであるアモンデさんの作品)
ティンガティンガの始まりは1960年代に遡り、エドアルド・サイディ・ティンガティンガという人物が描き始めたポップアートです。
当時は、バオバブの木の板にエナメルペンキで描かれるスタイルでしたが、現在はキャンバス地に描くスタイルになっています。
創始者であるエドアルド・サイディ・ティンガティンガは亡くなってしまっていますが、彼の弟子たちがこの絵を描き続け、今日まで親しまれています。
タンザニアの首都機能を保つダルエスサラームの外れには、このティンガティンガを描く画家さんたちが、共同で運営しているティンガティンガ村があります。
(湾岸部にあるティンガティンガ村)
面白いのが、このティンガティンガ村を運営しているのは、創始者のエドアルド・サイディ・ティンガティンガさんを源流にした一族であるということ。
公式に「ティンガティンガアーティスト」と名乗れるのは、この親族のコミュニティにいる人間だけなのです。
(Kambiriさん。ティンガティンガ村にて)
こちらは人気アーティストのKambiriさんと彼の作品。ヨーロッパから来るバイヤーからのオーダーも多いようで、とても繊細な絵を描きます。
特に蝶が得意で、彼の蝶の描き方をティンガティンガ村の他のアーティストが、こぞって真似をしたとか。
ティンガティンガの魅力は、その色使いの鮮やかさと、アフリカらしさ溢れる描き方で表現される動物やマサイ族です。
それらの絵からは土地柄の優しさや、ポレポレ精神(スワヒリ語でゆっくりという意味)を感じてしまったりするんですよね。
そして、このポップアートに魅せられた日本人のアーティストもいらっしゃいます。
それがこちらの上田ショウゲンさん。
(弊社の社員寮に遊びに来られた時の写真)
幼少より絵に親しんでいたが、日本の雑貨屋でティンガティンガを見たことが衝撃で、単身タンザニアに来て現地アーティストに弟子入りをしたとのこと。
今では、自身のスタイルを確立してアフリカで引っ張りだこ。
(彼の絵の多くにはアフリカの子供が描かれますが、その子供たちは実は彼がアフリカで住んでいる家の子供たちがモデル)
彼の作品は、本来のオリジナルのティンガティンガらしさを取り入れながらも、独自の解釈で自分のアートとして落とし込まれています。個人的にも大好きな画家さんです。
今では、現地タンザニアに彼の絵が壁一面に描かれたゲストハウスがあったり、今度、日本人を代表するような大仕事があったりします。
(こちらは作業中途中ですが、現地のゲストハウスに描いたもの)
後日、また別の記事でしっかりとご紹介させて頂きます。
こんなアフリカのポップアートを多くの人に知って欲しく、このたび弊社East Africa Sales Promotionではアート部門を設立し、アフリカのアートの普及に努めることになりました。
今後、日本向けにも色々仕掛けさせて頂くつもりです。
お問い合わせや、お取り扱い依頼などはこちらまで。hirano@easpg.com
ホームページ等、現在準備中です。是非、お楽しみに!
こちらのTwitterアカウントでは、アフリカのアートの紹介等を随時しています。
twitter:@junya_1991
平野淳也
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弊社代表の金城拓真、他豪華ゲストがアフリカ及び、途上国ビジネスについて語るサロンです。もちろんサロン内では、交流や質問も大歓迎です。
アフリカで50社以上の会社を所有する金城が様々な角度から、ぶちゃっけ話をさせて頂いてます。
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