East Africa Sales Promotion

アフリカでのビジネスシーンの出来事、生活の様子などを記事にしています。

3週間

インターンの園部です。

早いもので、タンザニアに到着してから3週間が経とうとしています。

アフリカの環境が大好きな僕にとって不満や不便さはないものも、やること聞くこと全てが新鮮であるが故に情報量の多さに頭の整理が追いつきません。とはいえまぁ、僕はそれも含めて楽しいという言葉でまとめて納得できるほど単純で楽観的な人間なのですが。

一方でこの3週間での経験は一言では括れないほど貴重な時間の積み重ねなので、「インターンどんな感じ!?」とメールで聞かれようものなら返事に困ってしまう次第です。

ということで今回はそんな友人の顔を思い浮かべながら思うところを少しだけ、書き留めてみたいと思います。

① タンザニアは英語が通じない!?

元イギリス植民地領のタンザニアですが、英語を話せる人は都心のダルエスサラームですらかなり少ないのです。これは初代大統領ニエレレの公用語としてスワヒリ語教育を進めた政策による影響だとか。おかげで街中ではどこもかしこもスワヒリ語が飛び交っています。

もちろん僕はスワヒリ語を一切話せませんが、ビジネスパートナーは大概それなりに英語が話せますし、それでなくても通訳さえいれば問題はありません。とはいえ、多少なりともスワヒリ語がわかると交渉事の場面などでは有利に働きそうな気がします。ちなみに、スワヒリ語といえば「ジャンボー!」のイメージかと思いますが、タンザニアでは「マンボ―!」と訛っています。とりあえず「ポアー!」と返しておけばOKです。

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路上で売っているココナッツ。僕はあまり得意ではありません…

② 世間話こそビジネスの種

独立を志している僕の「とりあえず食べていけるようになるためになんでも物を売れるようになろう!」という単純な思考回路を尊重して頂き、営業の一部担当しています。

まずひとつ驚くことが、電話でアポイントメントをとる際、「○○と申します。○○やっています。今度会って話しません?」「いいよ。今日は忙しいから明日でどう?」「大丈夫です。ではまた明日~」なんて風に無駄な社交辞令もなしにアポをとることです。日本では警戒されてしまいそうですが、互いに忙しいのだから簡潔に済まそう、という合理的な了解があるようです。

そしてなによりも‘とりあえず会ってみること’を誰もが大切にしているのです。大きな会社だとしても同様です。いざ会って話をするとなんでもない雑談だったりするのですが、こんな僕でさえ、雑談がビジネスの話へと発展することが度々あるのです。常に新しいビジネスチャンスを伺いながら、チャンスと思えば即座に決断し踏み込むその姿勢は素直にかっこよく、見習いたいと感じています。

僕個人として注意していることは、『相手が信頼できる人間かどうか』です。書面や口約束など当てにならないので、誰とビジネスをするか、もしくはしたいか、がアフリカビジネスの根本的なところであり面白いところだなぁ、と思うこの頃です。

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チェ・ゲバラやマルコムXが行きつけていたお店のチキンビリヤニ!こんな情報も便利。ちなみに世界で一番美味しいビリヤニと社内では専らの噂です。笑

③ ドタキャンを想定するべし

一般的に時間にルーズなアフリカ人及び交通機関などを‘アフリカンタイム’とよく揶揄されていますが、これは一概にルーズな生活態度に全て起因するわけではありません。交通渋滞の多いダルエスサラームでは特に予定外の時間のロスや予定変更をせざるを得ないことが頻繁にあります。お互いに忙しいことも重々承知しているため、一々腹を立てたり気に病んだり、ましてや一日を台無しにしてしまってはまさに空回りです。そんな感覚は僕にとってはけっこう有り難いことだったりするのですが、臨機応変に別の仕事に時間を使う工夫をこれからできるようになっていきたいと思っています。そしてマネジメントする側を目指す以上、時間に対する意識を身内にも相手にも影響していけるようにならないといけませんね。

今回はとりあえず思いついた3つを書いてみました。まぁこれでは金城さんの劣化ブログに過ぎないのですが、まさにいま体験しているインターンの目線ということで読んでもらえたら幸いです。

日本に帰国された際のイケダハヤトさんによる、我らが社長のインタビューが記事になっているのでよかったらこちらもぜひ。完全に金城さんの素の感じが文章になっていて非常に面白いです。(笑)

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39454

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長々と書きましたが、僕は夢に向かって楽しく元気にやっています。

こんな僕でも悩むこともありますが、汗水垂らして働いたあと、会社のみんなと一緒にシーシャをぷかぷかと吹かしながらタンザニアの夕陽が沈むのを眺めていると、そんな邪念も吹き飛び、まぁなんとかなるか、と思えます。

読んで頂きありがとうございました。